生物と無生物のあいだ
- 2008/07/06(日) 12:08:43
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)のコメント
評価:A
コメント:生物とは一体何だろうか?著者は、生物を自己増殖機能を持ったものと定義している。なるほど、そう言われてみれば、生物以外で自己増殖機能を持ったものを思いつかない。逆に、生物であって自己増殖機能を持たないものも思いつかない。
自己増殖機能には、DNAが重要な役割を果たしているわけだが、DNAのらせん構造はどのようにして発見されたか?そのあたりの記述は非常に面白かった。どういうことかというと、狭い世界ではよくあることなのかもしれないが、他人の業績を盗んでしまうというか、なんというか。別に、生物学に限ったことではないんだろうが、そういうことがあるんだなーって。
生物と無生物のあいだ
そりゃあ、どこの世界にも似たようなことはあるわけです。
論文というのは、査読社が読んでOKを出さないと世の中に出ないわけだけど、査読社はその分野のエキスパートでなきゃいけなくて、、、ということは、著者のライバルだったりするわけです。ということは、、、いろいろありますね。あまり書くと、自分でも嫌になってきます。このあたりのことは、生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)の第6章を読んでいただきたい。
それから、僕が面白かったのは、内側の内側は外側になるっていう説明。頑丈なはずの細胞膜をどうやって物質が通過するんだろう?っていうところ。これが、内側の内側は外側になるっていう理屈で説明するとうまくいく。思わず、うなってしまった。そういうことなんだ、と。
なかなかいい本だと思います。
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