不可能性の時代
- 2008/07/19(土) 06:18:04
不可能性の時代 (岩波新書 新赤版 (1122))のコメント
評価:B
コメント:難しい本でした。日本人の精神がどのように変化してきたのかを分析した本です。戦後を「理想の時代」から「虚構の時代」とし、オウム事件によって虚構の時代は終わりを告げた、と著者は述べています。そして、現在を「不可能性の時代」と読んでいます。
僕は、どちらかというと前半部、つまり理想の時代や虚構の時代の分析についてはなるほどと思う部分も多かったのですが、後半部分はちょっと分からない部分が多かったですね。過去のことはいくらでも分析できるけど、現在のことを分析するのは難しいからでしょう。
この本の特長は、議論をする際に必ず2つの物事を対比させていることでしょう。○○と××、っていう具合に。だから、極端に偏った意見に流れていかず、フェアだと思います。現実と虚構、社会性と非社会性、2つの下流っていう具合に、異なる視点のものを比較しています。
僕が印象に残ったこととして、監視社会のことを挙げておきましょう。最近、あちこちに防犯カメラがついていますね。一部のメディア等では監視社会の到来だ、っていうように批判的な意見もあります。そりゃー、監視されるのはあまり気持ちのいいものではありませんからね。しかし、本に書いてあることを引用すると、
他者にーーわれわれを常時監視しうる「超越的」とも言うべき他者にーーまなざされていることを密かに欲望しており、むしろ、そのような他者のまなざしがどこにもないかもしれないということにこそ不安を覚えているのではないだろうか。
とある。なるほど、確かにケータイを常時持ち歩く、ブログを書くっていうのは、ある意味で監視されていたいわけだ。
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- From: 不純物0% |
- 2008/07/20(日) 09:56:58
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この記事に対するコメント
再度訪問しちゃいました、何度もすいません(汗)
何度か訪問してるんですが、今回はコメントも残そうと思って^^;
文章とかすっごく丁寧で本当に参考になります(^-^)
僕も今以上にがんばろうって初心に戻れました♪♪
またお邪魔させてもらいます☆